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片側顔面痙攣のこと

医療へ向かう人々のこと

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ラグビーワールドカップ大会2019を、
もちろんあたしも、
世間の流行にモレず(笑)
熱心にテレビ観戦している。

素晴らしい日本選手達のプレーを
連日観てると、
いろんなプチ情報なんぞも入って来る。
そんな中で、
一番気になったのは、
来年のオリンピック7人制ラグビーの
出場をもって、
ラグビー選手を辞めて、
医者の道をめざす、という
宣言をしている選手のこと。

世界にも十分通用する俊足を持ち、
判断力や勇気にも、
満ち満ちた、
若いのに、すでに名選手。

単純に、
日本ラグビー界からの
引退は、
惜しい。。。
でも。
医療へ進もうとしてくれる人物。
素直に、
有難い。

ただ、
すごく不思議なのよ。
これだけ日本国内屈指の、
ラグビー界、
特筆すべきスペシャル人物。
その類まれなる才能を捨ててでも、
目指したい医療の世界へ、
という気持ちは、
いったいどういうものなんだろう、と。

何かの社長になって
お金持ちになりたい。

子供か(笑)
でもなんか、分かる。
総理大臣になりたい。
政治家ならまあそうなんでしょ。
ケーキ屋さんになりたい。
分かる、ステキ。
大学教授になりたい。
どうぞどうぞ偏狭な世界へどうぞ(苦笑)
映画監督になりたい。
目指せアカデミー賞。

なんかね、
もろもろ願望、
分かるような気がする。
でも、
医者になりたい、は、
あたしにはよく分からないン。

だって、
医師って、
簡単にしか言えないけど、
物凄く大変なお仕事だと思う。
そして、
最重要というか、
最大の謎というか、は、
ピッタリの言葉がうまく見つからないけど、
なんつーか。
自分のことでもないのに、
他人の病気を治したいと思うこと。

これが、一番、
あたしの中で、不思議というか、
謎。

あたしが片側顔面痙攣での、
再手術を願って入院した病院では、
24時間体制で緊急外来を受け入れていた。
脳神経外科医師等も、
もちろんその仕組みにのっとって、
順番で夜勤担当もされていた。

平日は、午前、午後と、一般外来診察。
月・水・金には(あたしの入院当時)
脳神経外科医師による、手術のある日。
医師内チームで分かれて、
午前中から、
各担当患者の執刀。
あたしなんぞでも、7時間強の手術時間だった。
それをこなしたあとでも、
緊急外来が入れば、緊急手術。
その翌朝には、
また午前の一般外来診察!

例えば。
あたしの手術前には、
手術開始前の早朝から、
担当チーム医師等が、
カンファレンスで集まっておられたことを、
あたしは事実、
先生方にお会いしたから、知ってる。

入院病棟で入院していたとき、
一般外来診察を終えて、もう夕方。
脳神経外科病棟の、
看護師スタッフルームで、
パソコンに向かう医師の姿を、
しょっちゅう見た。
誰も使っていない、
小さな説明室のモニターの前で、
画像診断画面を見つめている
医師の姿も。
あたしもここで、
家族と一緒に、手術前にあたり、
あたしの脳内MRI画像説明を受けたから、
たぶん、近日される手術予定の
患者さん方への、
説明確認をされていたんだろうと思う。

さすがに、
大病院だったから、
夕方以降は、
看護師さん達に任せ、
医師等が夜更けまでフロアにいる、
ということまでは無かったけど。
でも、
それでも、
あたしはよく、
医師等の精神と体力の強靭さに、
驚きと、感謝の心を持ちながら、
感心しまくってた。

そして、同時に、
いつも思ってたン。

自分のことでもないのに、
ヒトの病気を治そうと、
こんなに粉骨砕身出来るのって、
なんでなんだろうなあ

って。
医師等のことが、
ほんとに不思議で、不思議で。
、としか思えなかった。
それは、今でもおんなじ。
あたしには、どうにも謎過ぎる。

ときどき高名な医師が、
医者の道を選んだワケを、
家族や親しい友人の<死>から、と
言われることが有る。

例えば、
iSP細胞でノーベル賞を受賞された、
山中伸弥先生も、そう。
お父さんをご病気で亡くされた。
そのときの苦しみや悲しみが有って、
ひとりでも命を救いたい、と
医者を目指した、という。

こういう事情なら、
アホなあたしでも、
ああ何というご英断!と分かる。
でも、
医師の全員が全員、
こういう理由では無いでしょう?

学力・知力・体力に優れている人なら、
どんな職種にも辿りつけそうだし、
お金儲けしたいなら、
他の仕事で効率良いの有るだろうし。

医師でもいろいろいるのも、知ってる。
片側顔面痙攣のことを、
まだ知らなかった頃、
せっせと眼医者に通った。
馴染みの眼科医に、
コンタクトレンズを買うたび、
診察も真面目に3か月ごとに受けてて、
おそるおそるながらも
何度も何度も「右目瞼が痙攣するんですが」と、
何度も何度も、相談をした。
けどその度、眼科医は
取り合ってくれなかった。
「誰でも起こる眼精疲労です」

でも、やっぱりおかしい。
「先生、やっぱりおかしいんです。
それで私なりに調べたら、
片側顔面痙攣というものに、
症状が似てると思うんですが」と
質問をぶつけた。
眼科医は、
自分の椅子をモニターの方から、
あたしの方へくるりと向け、
大きなため息と、
少しの失笑と共に、こう言った。
「気にし過ぎです」

「気にし過ぎです。
あのねえ。
今の世の中、何でもネット検索出来るから、
それっぽいものが当たるかもしれませんけどねえ。
でもね、
そんなことしてたら、
誰だって何かしらの病気に
あてはまりますよ。
この私だってそうですよ。
ネットで見たら、そりゃもう
誰だって病気持ちですよ」


こう冷たく言い放たれた。
だから、もう
諦めた。
自分で脳神経外を受診した。
それで片側顔面痙攣を知った。

この眼科医には行ってない。
ああ一度だけ、
行った。
注文してたレンズが入荷したから、
それだけ買いに行った。
そのとき、
この眼科医に、
「この相談し続けていた目の痙攣は、
脳の神経での事情が原因でした。
脳神経外科を受診して、分かりました」と
あたしなりの精一杯の苦情心を込めて
そう言ったら、眼科医。
「あらそうでしたか。
それなら
眼科医の範疇外の話でしたわね
私に分かるわけないもの」


医者の悪口になるけど、
歯科の開業は多いと聞く。
たぶん眼科もじゃねえか?
あたしの住まいのエリアでも、
雑居ビルでも何でも、
空室が出たら、歯医者が出来る。
<ド級に下手な治療をしても、
死者までなかなか出ないから>

これが開業の多い理由だと聞いた。
分かる。
だろうな!


もっと言えば、
ずっと昔の職場で、
パートに来ていた主婦さんのご亭主が、
歯科医師で。
開業せず、病院に勤めてると言ってたから、
どうして?と尋ねたら、
「開業したらお金もかかるし、
責任も出るけど、
病院勤めだと、
サラリーマンとおんなじだし、
その方がラクですからね~」だった。

産科医は、
なり手が少ないと聞く。
生死に直結する科は、
医師のなり手が少ないのだという。
これも、分かる。
素人ながら、すごく分かる。
そりゃそうだろうと思う。

それでも、
医療人へなろうとする人も、いる。
看護師さんでも同じ。
もちろん、介護士さんでも、同じ。

病気や、
何かの症状に苦しんでいる患者を、
ひとりでも助けようと、
日々尽力される医療現場。
24時間休まることは無いと思う。
それでも、医療へ進もうとされる人がいる。
その訳を、思うと、分からない。
あたしはいっつも、不思議でならない。
何度も言うけど、
みんなが山中教授のような、
理由を持たないだろうと思うし。

どんな理由が有るんだろう。
どんな理由が有れば、というか、
有るから、
あんな大変な仕事に就こうと
思うんだろう。
有難い。
心底、有難いと思う。
そして、同時に、
謎。

ラグビーって、
〝自己犠牲〟精神が、
大きいスポーツみたい。

今回の、日本代表選手の口からも、
しょっちゅう
「すべてを犠牲にしてやって来た」
という言葉が有った。

自分でボールを持っても、
自分の体で相手を受け止め、
引きつけながら、
ボールを次の仲間選手へ回す。
〝自己犠牲〟を
大きいファクターに持つスポーツ。
それがラグビーだという。

そういう、
何と言うか。
得難い崇高なようなものを、
ラグビーでもって、高みを経験された、
突出した選手が医師になったら、
さぞかし、
患者へ思いやれる医師になると思う。
あたしの長年通った、
地元の名家・名医っつう扱いだった、
ヘボ眼科医みたいなのじゃなくね(冷笑)

その選手が医師を目指す理由は知らない。
けど、どうか立派な医師になって下さい。
患者をひとりでも、
痛みや苦しみから救って欲しい。

医師になりたいという、
謎は謎のままで。

過酷で重労働で、
しかも、
ひとの生死まで関わってしまう、医療。
そこへ立ち向かおうとする、
立ち向かってくれてる人々へ、
あたしはいつだって、感謝してる。


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