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片側顔面痙攣のこと

近づき過ぎず、遠過ぎず

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日の経つ速度があっという間で、びっくりする。

のそのそしていたら、もう1月の終盤!
そりゃあ2月の、バレンタイン・チョコも、
街中に並ぶはずだワ。

日暮れの時間も、少しだけ伸びた。
勤めを終えて外へ出たとき、
ビル群の谷の隙間から、
まだ有る日の名残りを見て、
春の訪れを、ほんの爪の先ほど、感じる。
でもまだまだ、寒さの中心の頃。


愛犬と夜の散歩へ出かける際には、
帽子を欠かさない。
ニット帽でも、ベレー帽でも、何でもいい。
首回りにマフラーかストールだっても、必ずする。

何となく。
何となくだけどね。
何となく、
片側顔面痙攣再手術者な、あたしとしては、
何となく
「頭の傷口周辺って、保温した方が良さそう」だと、
勝手に思ってるから。
冷えてヒリヒリしているより、
温暖の方が、何となくね。
片側顔面痙攣へのバリアとして、良い気がしてる。


漆黒の寒空の中に浮かぶ、月を眺める。
はあと、吐息を出したら、辺りにふわっと白いモヤがたつ。

月を眺めることは好きだから、
できれば長く見ていたい。
けど。
首をぐんぐんと、直角に上げ続けることには、
ちょっと、
ほんのちょっとだけども、躊躇する。
何をおいても片側顔面痙攣<再発>のトリガーになりそうで。
同じ姿勢や態勢、
それも首近辺については、
こういう些細なことにも、いまだ気になってしまう。

時間の流れがぐいぐいしてるから、
たぶんこのままの調子で行くと、
5月末の経過観察受診の日までも、
あっという間に届くだろう。
そのとき、医師に会って、いろいろ聞こうと思ってる。
こういう、
月を眺めながらでも、
小さく怯えるような、些細な行動について、
思いを寄せながら。

メモメモ。
医師に面談したとき、忘れないように。

お聞きしたいことは山のようにある。
でも、その山はあまりに極小サイズだから、
自分でもうっかり見過してしまうほど(苦笑)
だから、メモしておかなきゃ。


片側顔面痙攣には、
近づき過ぎないように。
近づき過ぎたら、ロクなことにならないからね。
気持ちがダメダメになりがちになるからね。
けど、
遠過ぎないでおく。
遠く遠くの方に置いておくのは、
そう悪いことでもないかも、なんて、思ってる。
自分自身の中でする、経過観察みたいなもの。
もしかのときの、
そりゃあイヤだけれどもさ、
もしかのときの、ハッとする、小さな変化を
もう絶対逃したくないし。
俊敏で敏感でいたい、という思いが、
変な言い方だけど、片側顔面痙攣については、有る。

嫌なヤツだねえ、本当にもう!片側顔面痙攣ってヤツは!(苦)
でもこれ、もう、あたしの人生だから。
ヤだけど、これ現実。
イヤなヤツのことほど、よく分かるっていう、
人生の中の、この大いなる矛盾さよ(苦笑)

白い息をまき散らしながら、
愛犬が立ち止まるたび、あたしは月を眺める。
匂いを嗅ぐ愛犬。
立ち止まる。
くんくんくん。
音を聞き分ける愛犬。
立ち止まって遠くを見つめる。
しげしげ。
そのたび、あたしは、月を見た。

片側顔面痙攣の引き攣りで歪まない、月。
片側顔面痙攣の痙攣で揺れない、月。

幸福だと、しみじみする。
本当に。
真実心底。
幸せだと、今の安定した、
痙攣の消滅している状態に感激する。
あたしは、とことん、感動する。
いまだに。
再手術後、1年半経ついまだに。

あたしの、この心の底からの喜びは、
誰にも分からないだろうなあ。

月は美しく、
寒い寒い夜空に輝いてる。
あたしの感動よ、月にも届け、だ。



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