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医者への選択肢

前回文字にしたけど、
不安視してた歯医者に、頑張って(苦笑)行ってきた。

予約をした歯医者は、9年前まで行っていた歯科。
歯医者はあまり必要な暮らしをして来てないので、
世間にはごまんとある歯科医院だけど、
親族の通っていたところだから、という
理由だけで、そこへの通院歴を持っていた。

で、今回、片側顔面痙攣発症後、
初の歯医者。

前回も書いたけど、
とにかく、歯の治療のためとはゆえ、
「おおぐちを開け続けていることで、
ヘンな痙攣誘発をしてしまったらどうしよう…」

これが気がかりで、ハラハラしてしまった。
たかが歯医者。
されど、歯医者だ。

で。
ふと。
一番近くに住む高齢者・親戚が、
自分達の通う歯医者が「とても良いと思うよ」と
言っていたことを、思い出した。

9年前とはゆえ、まあ診断カルテも有るし、
通院して来てるけど、まあ違和感無い歯科だった。
けど、ふと。
高齢者も高齢者。
ざっくり言うと。
ド級の高齢者親戚が「良い歯医者」というのなら、
それはたぶん、すごくイイんではないだろうか。

そう思って、予約をキャンセル。
そちらの歯医者へ初めてなんですが、と
診察依頼の電話をしてみた。

結果。
すべてが、バッチリ!
すんごくイイ感じの歯科医院だった。

電話での初応対も、穏やかでソフト。
急な依頼だったけど、
本日の〇時ならO.K.と(←事実は、こんなザツな言い方では有りません:笑)
快く引き受けてくれた。

で。
親戚から聞いた場所へ、向かって見ると、
個人経営で、規模が小さいながらも清潔な医院だった。

受付で、初心の問診票を記入。

現在飲んでいる薬 有る・無し
妊娠中 有る・無し
アレルギー 有る・無し
手術歴 有る・無し
現在治療中の何か 有る・無し ・・・

その際、備考欄があったから
そこへ思い切って、片側顔面痙攣の手術歴のことを書いた。

この4年間のうち、片側顔面痙攣の発症に伴い、
2度開頭手術を経験。
1年5ヶ月前にした再手術にて(一応)完治。
ただ、投薬・治療は無いが、経過観察中。
このことにより、
歯の治療で、長時間大きな口を開け続けることに、
痙攣誘発等を引き起こさないか、若干不安有り。
ご理解頂けましたら幸いです。



名前を呼ばれて、先生に、
「初めまして」

親戚の〇〇夫婦は、
長らく先生にお世話になっております。
身内でして、今回紹介して貰い、初めて伺いました。

先生は、60代くらいだろうか。
コロコロとした体躯で、見た目クマのプーさん(笑)
でも、柔和な感じがすごく分かる。
マスクと眼鏡のしたのおめめが、キラキラ。
にこにこされているのも分かる。
目じりにむにゅ~っと、深くしわが寄っていた。

ええええこちらこそ、ご夫妻には長く
お付き合い頂いています。
もう何十年になるかなあ。
30年かそれ以上かな。
こちらこそどうもです。

で、あたしとしての、今回の超・本題。

備考欄にも書かせて頂きましたが、
わたくし、
片側顔面痙攣という症状により、
開頭手術をしておりまして。
1年5ヶ月前にした再手術で、
幸い今のところ完治しています。
担当の脳神経外科医にも、
普通の暮らしをして下さい、と言われていますが、
歯の治療は術後初めてなので、
正直申し上げて不安なのです。
ガバーッと長くくちを開けていることが。
誘発ですとか。勝手に想像していまして。。。

と言うと、先生と横にいらした看護師さん、
双方、穏やかに微笑みながら、
穏やかに言ってくれた。

「大丈夫ですよ」 

それに、そうでなくても、
大きな口を開けるのって、しんどいですしね。
大丈夫です。
ほんのちょっと、時には頑張って
開けて下さいってお願いすることが有るかもしれませんが、
長く続きませんから、大丈夫です。

大丈夫。

この言葉の持つ安心感は、
怯えて暮らすあたしにとって、魔法みたいな言葉だ。
心を落ち着かせてくれる魔法の言葉。
ホッとして、うっかり涙が出そうになった。


その歯科医院では、初診察だったから、
レントゲン撮影をしたり、
特殊な用具を使って、口を開き、上下、
デジタルカメラで撮影とかもあった。
それらのときは、頑張って口を開けた。

治療が始まると、
元来気が小さいから、
口をもっと開けないと、先生の治療が
しずらいのでは…とハラハラしてしまい、
あたしなりに、奮起して、大口を開けた。
り、
ときどき小さくしたり(苦笑)しながら、
何とか、初治療を終えた。

ドドドーッと疲れた。。。。。。。。。。


お疲れ様でした。
今日の治療はこれでおしまいです。

そう言われて、椅子から離れるとき、あたしは、
「治療しずらくは無かったでしょうか」と聞いてみた。
看護師さんは「ぜんぜん大丈夫でしたよ」と答えてくれた。

後ろにいらした先生も、うんうんと、
笑顔で、うなずいて下さっていた。
マスクと眼鏡の下にある、めの両端に、しわを寄せながら。

ご面倒おかけしました。
でも、ホッとしました。
担当脳外科医には、普通に暮らしてよしと言われていますが、
患者側としては、いちいち不安で…
どうもすみません。

そういうあたしに、先生方はまた笑顔で言って下さった。
「大丈夫ですよ」と。


高齢者が言う<いい医者>というのは、
だいたいにおいて、人柄をさす、とあたしは考えてる。

親身になってくれる。
優しい。
親切。
話をちゃんと聞いてくれる。
穏やか。

こういう医者を、高齢者は、良い医者と言っていると思う。
あたしも、これが一番いいと思ってるほう。

一転、まだ若輩なあたしの姉は、ちょっと違う。
姉のさす<いい医者>は、
「治してくれる医者」をさす。

例えば、皮膚科。
名医と評判で、ゆえに物凄く混雑してる。
開業前から並んで、当日診察券を取得しないと
診察を受けられない!
だから、真夏でも真冬でも朝には長蛇の列。
でも、名医の診察はほんの数分。
患者で大混雑だし、悠長に診察なんかしてらンねえ。
ぶっきらぼう。
「だけど、ズバッと症状から原因を引き当てて、
適格な処置してくれるから、治りがイイんだよ」

例えば、婦人科。
姉は若い頃から婦人科系にちょっと不都合有って、
しばしば通院していた。
小規模ながら有名な先生だったらしい。
「言葉遣いが乱暴で、しかもド級の大声。
待合室まで治療法とかまで丸聞こえで、デリカシー皆無。
それが嫌で、有名だけど嫌う人も多い。
けど、治療はいい。治療費も安い。
そこが賛否分かれる医院だけど、
私はいい医者だと思ってた」
※高齢に伴い数年前に引退。

また、あたしの両親が愛用している診療所。
「たいした治療も薬もくれないんだよなあ」
なんて言いながら、そこにばかり行く。
なんでか、と聞くと「先生が朗らかでいい」
両親も高齢者だから、そっち側(笑)
姉はいつも呆れてるらしい。
もっとちゃんとした規模の病院へ行け!とね(苦笑)

人によって、いい医者の基準って、違う。

適格に速やかに対応してくれるのが良い医者。
親身になって患者に寄り添ってくれるのが良い医者。
そのどちらにも、
一番希望することは、
患者としては「治してくれること」なんだけどね。

あたしの理想の医者は、
親切で、人柄が柔和で、
適時完璧なる治療を施してくれる医者。

ブラックジャックから素っ気なさを抜いた感じ☆(笑)
そんな医者が、あらゆる分野にいてくれたらいいな。


次、歯科医院に行くのは1週間後。
取れちゃった詰め物の型取りが、完成する。

この先生を案内してくれた、
高齢者の親戚に、感謝。
そして何より、
優しく、あたしの片側顔面痙攣の手術履歴を、
不安を、
受け止めてくれた先生に、感謝。

小さなものだけど、
あたしが毎日の暮らしの中で、
克服してゆくものは、まだまだある。
なにせ、気が小さいから…(失笑)


来年の5月末に、
片側顔面痙攣の再手術をした病院へ、診察にゆく。
術後2年目の経過観察MRI撮影をして、
問診を受ける。

1年目の撮影後の診察では、
(過去、記事にも書いたけど)
手術後、直後の撮影時より、
神経と血管の幅が狭まっている
、という診断だった。
でも、触れていない。

「術後直後は、何というか、
ものすごくバッチリの直後ですから、幅は広いのは当然です。
でも、脳内はいわば水に満たされているため、
固定したとしても、若干揺らぎみたいなものは有る。
来年の今日、
再度MRI撮影をしてみたら、
この位置で確実に固定されたのかどうか。
位置の比較も、確認も出来ます。
来年も念のため、診察、引き続きしてみますか」

そう医師から提案して頂き、
あたしからも勿論そうお願いするつもりだった。

完璧に、固定されていますように!(祈願)


いろんな医師に、助けて貰っている。
多くの看護師さん達に、補助して頂いている。
本当に、感謝の思いしかない。
どうも有難うございます。
どなたにも、届かないけど、こうここに書く。


別記

一言どなたかお寄せ下さらないかしらーと思ってたけど、
姉に話したら「そりゃ無いと思うわね~」
なんで???
「だって、片側顔面痙攣が治った方って、
もうあーたのブログなんて、見る必要ないじゃない。
治ったんだもの、お悩み無しでしょ。
それに、苦痛だったその頃のこと、
思い出すこともツライってことだって、あるでしょう」

ごもっとも。
って、あたし自身、何度も言って来てたんだった。
コメントをお寄せ下さったり、
へっぽこですが、ご相談いただいた方々に、
治られましたら、どうぞ私のことはお忘れ下さいって。
片側顔面痙攣のことを、忘れることこそが、
一番大事なことだと思います。

あたしは再手術で無事治ったものの(現在一応)
たんにじくじくしててシツコイ性格なだけで。
これ、治すのは無理っぽい。。。(失笑)



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2018-10-18 : 片側顔面痙攣のこと : コメント : 2 :
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なかなか忘れることも出来ず
こんばんわ。
昨年末の12月に手術後を受け、1月くらいにコメントさせて頂いた者です。
痙攣が収まったことを共に喜んで頂き、こちらのブログは忘れてくださいねと、優しい言葉を頂きましたのに、ずーーーと、訪問しておりましたm(._.)m

びくびく者の私ですので、すみません😅😅

今のところ私も収まってはいますが、同じように、大きなあくびをしたり大笑いしたときなど、ドキッとしてしまいます。
まだまだ痙攣のことを忘れことはむずかしいです。

歯医者さんも、術後3ヶ月後位に 奥歯の詰め物がはずれてしまい、いつも診てもらっている歯医者さんに手術の説明をして、受診しました。
私は、大きな口を開けることと、奥歯だったので、けずったりの振動が影響ないか心配でした。
そのへんもしっかり聞いてくださり、私が安心して受けられる時まで 仮りの詰めものにしときましょうと、治療中も度々大丈夫ですか❔と、聞いてくださり、安心して受けることが出来ました。
まだ仮り詰めのままです。
まだちょっと怖いです。
振動は大丈夫でしたか❔

昨日も 少しピクッとしただけで、神経はビクーッ❗❗としています(笑)

すみません、これからもだまっておじゃまするかと思います。😣💦⤵

寒くなってきましたので、お身体に気を付けてくださいませ。
いつもありがとうございます🙇🙇🙇
2018-10-19 22:22 : いち URL : 編集
Re: お立ち寄り下さり有難うございます☆
いち様、

お元気ですか☆
ご無沙汰しております。

この度はご訪問下さり、そしてお言葉も
お寄せ下さり有難うございます!

手術をされた方のその後、はなかなか知る機会が無いので、
あらゆる意味で、お言葉頂けて嬉しかったです。

いち様も、私と似たように、小心者でらっしゃるのですね(泣笑)
似た者同士、今後も支え合ってまいりましょう、なんて☆(泣笑)

いち様も、痙攣症状は消滅しているご様子、
本当に良かったですね!(感動)

でもそれでも、ハラハラどきどき心は、
なかなか消し去ることは難しいですよね(←似た者同士発言)
あの痙攣の煩わしさは、何をも砕く、破壊的威力でしたものね。
そしてあの引き攣る感触というか、感覚…
身震いしますよね。
忘れたくてもなかなか…ねえ。

いち様も良い歯医者さんに通院なさっておられるご様子。
配慮して頂けることは、本当に大きな気持ちの支えになりますよね。
出会いに感謝☆ですよね!

大口を開けるとか、大きな食べ物を咀嚼するとか、
うんとヘン顔をするとか、
超重い荷物などを持ち上げるのにいきむ、とか。
表情筋や顔面神経を酷使しそうだと思うことって、
本当にまたあの痙攣を誘発しそうで、不安になりますよね。
もう何事も無く、
顔面神経を刺激することなく、暮らしたいですものね!
なので、極力私も、そーっと顔、使ってます…(苦笑)
いつかは、思い切り福笑いゲームでもしたって、
何も思わないようになりたいです☆!

あ、歯医者さんの治療時の振動ですが、
私は何とも無かったです。
私も奥歯ですが平気でした☆

近くまた大口開けて、正式詰め物入れて貰います。
片側顔面痙攣の手術以降、
歯間フロスをすることも、少々ドキドキしながらしています。
とにかく大口を開けることが、苦手になりました。
何ともないんですけれどね。
なにせ小心者ゆえ…

ここにも似たようなのがいるなあ、と思って頂いて、
またお立ち寄り下さい☆

お言葉、本当にどうも有難うございました!
いち様もどうぞお大事になさって下さいね☆
2018-10-21 03:17 : lou.c URL : 編集
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プロフィール

lou.c

Author:lou.c
2013年10月、片側顔面痙攣で開頭手術を受けました。煩わしかった痙攣から解放された☆と思いきや、術後約1年数ヵ月後、また魔の痙攣が始まりました…
この症状について、さらには病というモノなどについて、さらにさらにはいろいろよしなにごとを書き綴りたいと思います。

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