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手術後1年目検診結果・ 1

1年前の今日のこの日の頃、
片側顔面痙攣の再手術をした。

入院した日の朝も、素晴らしい晴天だった。
術後1年目の検診に向かった朝も、同様。
目が細くしないと開けられないほど、
眩しい日差しの朝。

病院へ歩いてく道のりも、1年前と同じみち。
大きな大きな公園を抜けて行った。
鮮やかな新緑のころ。



180522 (1)



病院側の別院にて、MRI撮影。
その後、順番を待って、脳神経外科医師に受診。
あたしの主治医だった医師は、
急な転勤となり不在になってしまっていたけれど、
十分細やかに引き継いで下さっていたので、
何もかもあたしの事情を掌握して下さっていた(安堵!)

先に結論から言うと、
今回の再手術結果経緯は、順調。
痙攣の再発も無く推移している1年間。
これにて晴れて<卒業>


でも良いけれど
「どうされたいですか」と、
初めて出会う医師よりお言葉
が。


「現在痙攣も出ておられない。
経過はたいへん順調。
ですがと言いますか。
念のために画像診断の詳細を申し上げますと」 と、医師。

診察室の真上にある、MRI画像を貼り出しているモニターの、
あたしの脳内写真を何枚か、指示して、こう言われた。

「これが、術後翌日のMRI写真で、
こちらが本日のMRI写真。
ここが痙攣の原因だった箇所です。
分かりずらいと思いますが、
術後翌日の方は、
このように大きく空間が開いていますが、
1年後のこちらは、
その幅が狭まっています」


あたしはそのとき、瞬間にして、
全身の血流がざわざわとざわ立った。
顔も一気に紅潮したと思う。

えええっ…!!!
また再発が近く見えているのか…!?


ただ、医師はあたしの動揺を抑えてくれるかのように、
落ち着いてこう続けてくれた。

術後写真は、手術直後の撮影と言ってもいってもいい。
そのくらい、手術直後。
でも。
どんな傷口でもそうなのですが、
例えば手でもどこでも切ったりしますと、
回復するとき、皮膚の肉が隆起したり、
薄皮のようなものが重なったりして、
回復しようとします。
それは、脳内でも同じことなのです。
手術中、脳内のあちこちを切ったり、
傷ついたりしているので、回復しようとします。
そのせいで、原因血管が押し出されていく。
そういうことも有ります。
また、脳内は水で満たされているので、
多少移動することも有ります。

そもそも、血管の位置自体、
流動的とまでは言いませんが、
定位置での固定とはいえません。
血管は動きます。


あたしは、複雑怪奇な脳内のことを、呪った。
不安定にも程がある脳内のことを、憎んだ。
あたしは、術後1年経ち、
画像診断をして貰ったとき、
医師から、
「バッチリもう、原因血管と顔面神経は、
手術したかいあって、
バッチリもう、ガバーッと引き離れています」
そう、大きな安心太鼓判を貰いたかった。
この先、何ら一点の曇りも無く、
大安心のハンコを押して貰いたかった。
でも、現実は過酷。
そこまでうまくは行かないみたい。


術後1年経って、
引き離した箇所が、狭まっていた。



あたしは、診察室で、何度もつばを飲み込んだ。
緊張して、喉はカラカラになっていた。
またいつか再発するのかもしれないな。。。。。。。。
あたしの人生って、
ほんとにこの片側顔面痙攣の支配下に置かれちゃったんだな。。。

絶望的な気持ち、
というような明確な感情ではなく、
何というか。
なんていうのかなあ。。。
とにかく。
ため息が、出た。

あたしは医師に、言った。
愚痴みたいなものだけど、ついつい出てしまった。
「あたしの人生、
片側顔面痙攣のせいで、変わってしまいました。
この先もずっと、囚われるんですね」 と。

すると、医師はこう言ってくれた。
「いいえそうではないと思います。
念のために現実の詳細を申し上げましたが、
幅は狭くなっているようにようですが、
触れていない。
空間は有ります。
触れていない。
事実、痙攣は出ていないですよね。
それがこの手術結果の良い結果だと思います
」 と。

「おそらく、
この位置で、固定はされているだろうと思います。
糊付けされた血管が剥がれて来ているとは、思いません。
ただどうしても自然なことで、血管は動きます。
なので。
来年もMRI撮影をして、
画像を術後、1年後、2年後と比較してみたら、
あなたの中での安心も得られると思います。
来年撮影をして、比較してみたとき、
今日のこれと同じなら、
本当にこれが固定された定位置になったと、
確信できると思います」

医師は、とても穏やかで優しい感じの方だった。
お若いけれど、あたしの不安をすごく察してくれていた。

「再手術でおられる分、
本当にご不安だろうと思います。
でも、幅は狭くなってはいますが、
離れています。
なので、今の痙攣が発症していないことがすべてです。
僕はそう思います」
 
そう、丁寧な口調で言って下さった。

あたしも、そうあって欲しいと、
心底懇願してる。
医師の暖かい思いやりに泣いた。


涙目になりながら、
せっかく診察して貰っているんだから、質問もした。
箇条書きでメモしてたことを聞いた。

何年間か痙攣が出なければ、
この片側顔面痙攣から逃れられたと、いうことは有りますか。
「だいたい大まかな目安としては、1年間でしょうか。
1年間痙攣が出なければ、手術で良くなったと言えるかと思います」


日々の暮らしで、
痙攣の再発を誘発してしまうようなことは何か有りますか。
例えば、睡眠不足だとか疲労だとか。
「特にこれ、というものは特定出来ません。
ただ強いて上げるとすれば、
高血圧・糖尿病・動脈硬化あたりでしょうか。
なので、気を付けるとしたら、
健康的な暮らしが大事。
でもそれはこの片側顔面痙攣だけではありませんよね。
高カロリーの食事や糖質、脂質に留意することでしょうか」


私の場合、瞬きと同じに、小さな耳鳴りを起こすのですが、
これが痙攣の再発へのトリガーになる、というようなことは
ありますか。
「耳鳴りで痙攣を誘発する、という症例は
今のところ僕は知りません。
なので、それがきっかけということは別だと思います」


家族や友人が、
眼精疲労でまぶたがピクピクするとき、
私に「ほらこれ見て」と
私の病状を知っているので、示してくれたのですが、
この先私もそういうことが起きたとき、
片側顔面痙攣の再発とは、別物、なのでしょうか。
「別だと思います。
眼精疲労などでのピク付きなら、
長くても1か月もすれば勝手に消滅します。
けれど、片側顔面痙攣の痙攣は消えません。
根本的に別物です」



今回初めて会った、以前の主治医から
引き継いで下さった医師は、
本当に穏やかで、丁寧に話をして下さる方だった(感謝)

あたしの不安や心配を、とても気遣って下さり、
とにかく来年同じ日にMRI撮影をして、
比較検討しようと、提案してくれた。
「もちろんそれまでの間に、
何か不安な出来事や、心配ですとか。
あるいは、痙攣らしきものが、など
気掛かりなことが少しでも有れば、
いつでもいらして下さい」と言ってくれた。
そしてこうも。
「それは僕らとしても、望んではいないことですけれど。
この痙攣が治まっている状態が
ずっと安定しますように、僕らもそれが
一番の望みです」 とも言ってくれた。

「僕はおそらく、
この位置で定着しているだろうとは思います。
いい意味での癒着です。
でも、
どの手術にしても、
絶対に100%の成功というものは、
残念ながら無いのです。
数十%の残念は、どうしても有るのです。
だけども、今、痙攣の再発は無い。
だから、安心感を増すためにも、
来年も撮影しましょう」

先生、有難う…☆(涙)
この先生に引き継いで貰えて良かった(涙)
あたしとの診察は45分程度はして下さった。
感謝したい(涙)


1年前、
あたしがこの病院での手術を決意させてくれた、
朗らかな脳神経外科医は、まだというか、
病院に在籍しておられた。
その日も診察医師として勤務されていて、
診察室が真横だったから、
診察室同士がつながっている後方の通路から、
ひょこっと顔を出してくれた☆!
先生、ご無沙汰していますー!☆(感動)

そのときの話は次へ続けます。


病院から家に戻って、
あたしはまた1年前のように、
片側顔面痙攣 で、ネット検索の検索魔王になった。

いろんなキーワードを打ち込んでみたけど、
あたしの知りたいと願ったものは、まったく出て来ない。

大勢の事例をあたしは知りたい。
手術後のことを、あたしは知りたい。
1年後、2年後、3年後、5年後だっていい。

けど本当に皆さん、
術後の経過が順調だったら、
本当にどなたもほぼ、その後の記述がなされていない。
皆さん、お幸せに暮らしておられるんだろうなあ。
これっぱかしも片側顔面痙攣に囚われてない。
完全に過去の事として忘却されている様子。
不安なんてからっきし無いんだろうなあ。
羨ましい限り…(涙)

そして、ふと思って、知りたかったもうひとつは、
術後1年とか2年とかで、
MRI撮影はなされていないんだろうか???

手術後半年とか1年とかで<卒業>という形で、
ブログ記事等書かれている方でも、
MRI撮影をして、結果、という記事に、
あたしはうまく出会えないでいる。
どなたか記載されておられるだろうか。

手術をされた方々で、
再診を受けられても、
顔面を医師の指示の元、動かしてみて
イーとかウーとか発声してみて、
「動いていませんね」で確認&終了されていることは、
お見かけするけれど。。。
MRI写真での比較までの再診は無いのかな???

撮影されて比較されたとき、
もしかしたら、あたしのように、1年後視たら、
原因血管がまた移動していたり、
広げた空間が狭まっていたり、と、
似たような状態の方がおられるかもしれない、と思うんだけど。。。


手術をされて、大成功された大勢の方々のように、
「これにて私の片側顔面痙攣についての記事は
ひとまず終わりとさせて頂きます」とか、
あたしも書きたい。
あたしもぜひともそう、書きたい。
けど。
あたしの道のりは続くみたい。
こりゃもうあたしの人生の使命なのかなあ?

厄介な人生になったもんだと、
また涙目になる。

まだまだ続く→


公園に咲いてた薔薇。
1年前も咲いてた。
でも今年は咲き始めが早かったんだろう。
くたびれていた感じ。
終焉を近く感じさせた。

いいな。
毎年始まって、
毎年時期が来たら終焉を迎える。
片側顔面痙攣には終わりが無いのかな。
もうほんと、ヤ。



180522 (2)





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2018-05-22 : 片側顔面痙攣のこと : コメント : 0 :
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プロフィール

lou.c

Author:lou.c
2013年10月、片側顔面痙攣で開頭手術を受けました。煩わしかった痙攣から解放された☆と思いきや、術後約1年数ヵ月後、また魔の痙攣が始まりました…
この症状について、さらには病というモノなどについて、さらにさらにはいろいろよしなにごとを書き綴りたいと思います。

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