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ゲスの極みでO.K.

年末近くだから、テレビで音楽番組が多い。

何気なく観るでもなく眺めてたら、
ゲスの極み乙女。なるバンドが演奏してた。

芸能人の世界に、
あたしはたいして注目してないけれど、
それでも、このバンドのボーカル男性が、
数年前に、人気テレビタレントの女性と、
不倫だか不誠実だかで、大騒動になってた、のは、知ってる。

で。
初めて、きっぱり、きっちりと、楽曲を聴いた。

びっくりした。
何に、というと、ボーカル男子君の、言葉の感性に。
ちょっと、グッときた。
しみじみ聴いたら、ときとして、泣いてたかもしれない。

<私以外私じゃないの あたりまえだけどね>

すごい。
この真っ直ぐさに、くらっとした。
そして一番パンチを食らったのは、

<だから報われない思いを整理して 生きていたいと思うのよ>

こういうとなんだけど。
ワイドショーで散々取り上げていた恋愛で、
辛い思いをした人々もいるであろう中、
ナンだけど。

こんな言葉を駆使出来る人物だったら、
恋愛に深い陰影があって、
ある意味ときに不義理となっても、しょうがない気がする。
こんな繊細な言葉をつむぐということは、
ふつうの感性じゃ無理だと思うから。
惚れた側の負けだろうなあ。
切ない恋愛になりがちだと思う。
でもコリャしょうがないだろうなあ、と。

歌詞の最後に、
<息を吸い込んだ> って。
息を”吐いた”じゃなくて<吸い込んだ>

前進前向き、ではないけど、それでも何とか、
まあ折り合いをつけて、
どうにか、やってこ。
たとえため息交じりであったとしても、
そういう、自分なりの小さな奮起がある気がして、
ほんのわずかだとしても、生きてく救いを感じる。

ボーカルの男子君も、
若いなりに今まで生きてきた中で、
何か報われない思いを、整理しながら、
まあ生きてくしかないな、とか、
思うような体験を、経験してるんだろうな。
でもそれをきちんと言葉に出来る。
これはほんとにすごいセンスだと思う。
それこそもう、ゲスの極みでも何だってもう良い。
感性に脱帽で、もう、ゲス、あたしなら許しちゃう(苦笑)

ジョン・レノンが、オノヨーコに出会った画廊で、
ヨーコの作品を見たときの逸話を、ふと思い出した。

画廊に展示していたインスタレーションで。
1台の脚立が部屋にあって、
天井から虫眼鏡がひとつ、鎖でぶら下がっている。
脚立に上り、虫眼鏡で、天井に書かれた小さな文字を見る。
〝YES〟

「そこに書かれていたのがNOだったら、
僕はヨーコと恋に落ちてなかったと思う」
そんなことを、ジョンはコメントしてた(と記憶する)

虫眼鏡で見なきゃ見えないような文字でも〝YES〟は、
ジョンの心を揺さぶったわけで。
でもそれはあたしにも、ちょっと分かる気がする。

<息を吸い込んだ>り、
<YES>と肯定したりすることは、
たとえばそれが弱腰であったとしても、後ろ向きではない。
全力で前向きかどうかは分かんないけども。
それでも、後ろ向きではない。
否定から生まれる暗い感覚より、断然、いい。

感受性の優れたひとの、表現には、
いつもハッとさせられる。
そうして、
あたしも<生きていたいと思うのよ>




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2017-12-28 : よしなし雑記 : コメント : 0 :
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Author:lou.c
2013年10月、片側顔面痙攣で開頭手術を受けました。煩わしかった痙攣から解放された☆と思いきや、術後約1年数ヵ月後、また魔の痙攣が始まりました…
この症状について、さらには病というモノなどについて、さらにさらにはいろいろよしなにごとを書き綴りたいと思います。

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