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山中伸弥氏によせて(勝手に)

片側顔面痙攣を発症して以来、
<医師>とか<医療>だとかについて、
いろいろ思うことが増えた。
考えることも増えたし、また、
感じることもどんどん、増した。

ガンガン行く、ほどではないけど、
それでも何となく、
〝代替医療について〟とかの書籍を読んでみたり、
〝最新医療について〟とかの雑誌特集なんかを、
なんとなく、目に付いたときにページをめくってみたりするようになった。

それは、テレビでも同じ。
基本”健康長寿”関連番組については、
気持ちが引き寄せられないけど、
医療人がピックアップされると、気になって、割と、観る。


先日、山中伸弥氏の特集番組を、観た。
もちろん、誰しも知っている、
iSP細胞でノーベル賞を受賞された、京大在籍の研究者。

さぞかし、すごい研究なんだろうなあ。

それくらいしか、あたしには分からない。
けど、その番組を観て、感じ入った。
iSP細胞について、とか、研究について、とかじゃない。
山中伸弥氏に、だ。

ものすごくご立派で、頭脳明晰なことは、
世界中が認識されている方だから、
あたしみたいなのが何を言うんだよ、なんだけど(苦笑)
それでもあたしは、ものすごく感じ入って、
泣きながら、その番組を終始、観た。


山中氏は、当然ながら、iSP細胞を機軸に
現在研究開発をしまくっている、研究機関の最高責任者。
だから、様々な研究チームの
研究成果発表や、進行発表会議にも、出席しておられる。
そのときのことだった。

とあるチームが、
とある研究の進捗状況を発表。
そのとき「10%筋肉が増加しました」と披露した。
この経過は素晴らしい手応えのものだと思われる。
研究内容については、あたしはまったく分からないけど(当然)
すごい賢い研究者たちが、何かして、
10%筋肉が増加した、と興奮しているのだから
そりゃ相当すごい手応えなんだろう。
そう思って観ていたら、
山中氏がこう言ったのだ。

「10% 増えても、
患者さんの体は、動かないと思うんです。
それをどう患者さんに提供できるか。
そこだと思うのです」

あたしは、ここで、泣いた。
こんなふうに、患者側に立つ研究者さんがいるのだと。
本当に、なんというか。
有難い気持ちで、胸がいっぱいになって、泣いた。

氏は、研究者であって、臨床医ではない。
だから、診察室で患者を診察することもなければ、
いわんや手術をすることもない。
だけど、
最大に優先すべきは、患者さんのこと。
研究の艱難辛苦の成果の先には、
必ずそれを受け取る、患者さんがいること。
待っている患者さんがいるということ。
そう、徹頭徹尾、表明されていた。

もう、泣けて泣けて。
感涙が止まらず泣けて。
テレビの画面が見えないくらいで、困ったほど(苦笑)

あたしの体験した片側顔面痙攣は、
基本、原因が分かっている。
神経と血管が触れ合って、振動が伝播してしまい、
その発露として、痙攣が顔面に出る。
これが、基本。
言ってしまうと、極端な言い方だけども、
病気というよりは、症状だと思う。
その物理的状況を解消出来れば、痙攣も消滅する(はず)
だから、原因不明の難病、という大変なものとは、
ちょっとだけ、種が違うように、あたしは思ってる。
もちろん片側顔面痙攣だって、最悪に過酷な症状なのだけど!(涙)

でも。
でも、たとえそう、原因不明の難病でなくとも、
この物理的圧迫を解消する、手術の技術や、
その部位を探し当てる眼力や、
困難な箇所にあるものへの処置能力など、
脳神経外科医としての、腕を、
臨床医として、どこまで向上出来るか。
何より、向上しようと思う、気持ちがあるのか。
自分の腕しだいで、
患者がひとりまたひとりと、
煩わしく苦しんでいる症状から、解放されてゆくのか、と、
日々考慮してくれているのか。

臨床医ではない研究者の、
山中氏が、
数々の難病を持つ世界中の患者さんたちへ
思いを寄せておられるように、
どうか、
どうか、
一般病院に在籍している、
脳神経外科医師等も、全員、
それこそ世界中の医師等全員が、
どうか、患者に、寄り添ってくれる思いでありますように。
山中氏のように、
自分の在りようが、世界中の患者の、
ささやかな日常の幸福に
繋がっていると、思ってくれていますように、と。
テレビを観ながら、そう、ずっと、泣きながら、夢想していた。
心臓外科医も。
がん治療医師も。
眼科医も、産婦人科医師も、小児科医も、みんなみんなみんな。
症状に苦しむ患者を、ひとりでも多く、解放して欲しい。
ご自分の苦難を乗り越えた先に、待つ者がいることを、
どうか日々思っていて欲しいと、願うばかり。


ものすごく、大ファンになった。
山中先生。
勝手に、声援を送りまくるあたしなのだった(苦笑)



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2017-09-17 : よしなし雑記 : コメント : 0 :
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プロフィール

lou.c

Author:lou.c
2013年10月、片側顔面痙攣で開頭手術を受けました。煩わしかった痙攣から解放された☆と思いきや、術後約1年数ヵ月後、また魔の痙攣が始まりました…
この症状について、さらには病というモノなどについて、さらにさらにはいろいろよしなにごとを書き綴りたいと思います。

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