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世間を少しは知っておくこと。

年上の、仲良し友達が、骨折をしました。
それも、利き腕の、右手。
気の毒に(涙)

でも、誰のせいでもなく、完全な自損事故。
会社に置き傘をしておこう、と持参していた
ビニール傘を、うっかり、自転車の前輪に巻き込んで、転倒。
「誰も事故に巻き込まなかったのが、幸いよ」と、友。
ちゃんとした、おとなです(苦笑)

健康優良児で、高齢化を突き進んでいる(笑)ひとなので、
今回のこの骨折が、人生の中で、最大の怪我だそうです。
入院はしないで済んだものの、全治2ヶ月。
代理の利かない自営業なので、仕事の面でも心配だけれど、
それ以上に、やはり気がかりは、日々のこと。

独身一人暮らしなので「やっぱり咄嗟のときに、困る」と。
ただ、ひとりで何でもして生きて来ているので、
予想以上に、たくましかった。

食器は、洗い物が出来ないから「紙コップと紙皿」
食事は「コンビニか吉野家の丼か、ココイチのカレー」
スプーンで食べる物なら、何でも食べていると言っていました。
洗濯物は「なんとか、時間かかるけど、左手で」
ただ「アイロンがけが出来ないから、やってー」と、
普段着なれどもブラウスを3枚、アイロンがけ要請を受けました。

「いつでも電話くれたら、飛んで来たのに」
そう言うと、友達はおおらかに笑ってこう言いました。

「それが意外!思い浮かばなかったのよ。
近所に住んでる友達から”カレー作り過ぎたからいる?”って
電話貰ったとき、初めてハッて気づいたの。
ひとに頼めば良かったんだ!って」

事故のショックや怪我の痛みの衝撃などで、
相当に混乱していたんだと思う、と、友。

「パニック状態になると、
ふだんなら思いつくようなことでも、
まったく思い浮かばないもんなのよ!
ってことを、初めて、知ったわ」

何だか妙に説得力あるー!と、感心しました。
そういうものの、ような気がします。

「ハサミって、左手だとぜんぜん使えないの!
実は両手を使って、切ってるんだなーって分かった」

「洗わず食べられるカット野菜。
案外あのビニール袋って、難問なのよ。
けっこうガッチリ硬いから。
で、考案したの。
窓わくに挟んで、左手でエイッ!て引っ張るの」

友は今回の、人生初体験の事故で、
創意工夫の知恵を、ものすごく取得していました。
体験するのって、人生、大事だなぁ!と。

「右手をこう、骨折してさ。
こうも動かないでいると、
この時間に、左手を利き腕並みに使えるように、
ちょっと特訓しよう!って思って」

気がつけば、見ると、
こっちが驚くほど、器用に、左手で、お箸を使っていました。
タダでは転ばぬ精神!素晴らしい。
友は、じゃんじゃん、この初体験で、成長しているようでした(笑)

ひとを呼ぶということ。
ひとに頼みごとをするということ。

これは、なかなかじつは、難しい。
おとなになると、それは家族にだって、遠慮することも。
それぞれの家庭や暮らしのこともあるし、
時間のあるなしも、身内だとて、もう分からない。
ましてや、友達になると、そんな。

それでも、それでも、どーうしてーも、ひとでが必要なときって。
そういうときってあるでしょう。
だから、遠慮なく、やっぱり、声かけて来なよ。
友に言うと。

「そこも案外、意外なんだよ。
ああひとに手伝って欲しいなぁと思うのって、
今の私の暮らしでは、
このゴミ袋、上、縛ってくれないかな、とか、
タンスの上にあるリモコン、取って欲しいな、とか。
そんなもんなのよ。
でも、そんなモンで、ひと呼ぶの、さすがに気が引けるよ」

大怪我をして、たいへんな状況になっている友だけれど、
初体験の事故と大怪我で、
「病気で大変な人とか高齢者の苦労とかが、少し、分かった気がする」と。

世間を友は、想像出来るように、ちょっと、なれた。
それはそれで、今回、つらい思いはしているけれども、
それはそれで、長い目で見れば、良かったんじゃないかと思います。
(本人も、そう言っていました)


で、ちょっと話はズレますが。

先日、昔むかし、私が勤務していた会社の人たちと、会いまして。

ひとりは、私より一回りほど年上。
ひとりは、私より一回りほど年下。

年下は、まだ同じ会社に勤めていて、
上司の悪口をさんざっぱら、愚痴。
客観的に聞くと、別にそんな罵られるほどの
悪い上司には、思えないけど。。。

年上は、退社以後4年間程の今、専業主婦で、
「自宅にいるだけだし」と言っていて、
今世間で話題になっているトピックを、話題にあげても、
いちいちに「え、何それ!知らないー」
「え?ホント!知らなかったー」
ニュースくらいは見てると思うんだけど。。。

彼女たちに、ちょっとあるといいもの。
それは、少しの、変化だろうと、思います。
たぶん、毎日の生活が、完全に出来上がった
固定化された、安全で安心で平穏な暮らし。
それを、ほんの少しだけ、はずしてみる、というか。
何も、別の友のように大骨折を、というコトではなく。

そんなにまで罵詈雑言、罵りと悪態を
吐き続けるほどの会社なら、転職する。
環境が変われば、また意見も視点も、変わると思う。
小学生の子どもじゃないんだもの。
社会には、いろんなひとも会社もあると思うよ。

そんなにまで情勢も情報も話題も何も知らないのは、
正直、空っぽすぎる。
(例えば。
 先日、悲しい自殺をしてしまった中学2年生の男子君のことと、
 以前、悲しく殺人されてしまった中学1年生男子君のこととが、
 混同していたことに、衝撃を受けました。
 どちらも言葉を失うほど、痛ましい事で、混在しえないほど
 くっきり悲しいことなのに:追悼)

私だって、何も世の中、知らないといえば知らないけれど、
それでも、ちょっとくらいは、立ち止まって考えてみたりする。
たとえその深さが、うっす薄すに浅くても。
社会には、いろんなことが満ちていると思うよ。

出来れば、残念じゃない、痛くない、悲しくない”体験”と、
出来れば、ひとを煩わしくさせない程度の”好奇心”なんかを、
少しずつ持って暮らすと、いいんじゃないかと思いました。

これも、ちょっとした私の経験です。



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2015-07-11 : よしなし雑記 : コメント : 0 :
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プロフィール

lou.c

Author:lou.c
2013年10月、片側顔面痙攣で開頭手術を受けました。煩わしかった痙攣から解放された☆と思いきや、術後約1年数ヵ月後、また魔の痙攣が始まりました…
この症状について、さらには病というモノなどについて、さらにさらにはいろいろよしなにごとを書き綴りたいと思います。

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