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入院する用の、気持ち。

パソコンを買い換えようと思う。

今使っているのが、かなり古くて、
バッテリーも怪しくて、
充電してもしても、たちま<残りの電力僅か>になる。
で、思った。

「これじゃ、今度の入院のときに、
持ってけないな」

まだ何も確定していないのに、
”入院したら”の、周辺のくだらないことばかり、考えてる。

書店に行っても、
この本なら、入院時の読書に向くかも、だとか、
この雑誌なら、文章読むにはしんどいときでも、
写真がきれいだから、気休めになるかな、だとか。

ボディクリームのストックが切れかけてて、
今、大容量のを買っとくと、入院のとき
小分けに持ってけるしいいか、とか。

なにせ2度目のことだから。
2週間。
悶絶で、気絶しそうに壮絶な日々は、
3日間ほどだった前回。
今度は、どうだろう。。。
でも。
ちょっとでも、マシに、気力も体力も
落ち着いて来たら。
退屈しのぎに、
なってくれるかもしれないモノたちのことなんか、
考えたりして。

まったく、
いつ入院するかも分かんないのに。
てか。
まだ何も、何も、
どうするかも、何も、確定していないのに。
気持ちだけが、ぼんやり勝手に、そう、動き出している。

ただ、これだけは、と決めてることがある。
それは、
「ひとりで入院するという覚悟を持つ」ということ。

前回の入院時は、
家族がそのほとんどを、付き添っていてくれた。
家から近い病院を、わざわざ選んだのも、それがある。
心配性の両親や家族が、頻繁に来てくれるはずだから、
少しでも距離の負担がない方がいい。

けど、それは、あとから考えると、
家族のことを思っているふりして、
内実は、あたし自身の不安払拭のためだった。
少し、おとなとして、反省。

入院中は、本当に、だから、
こう言っちゃなんだけど、快適だった。

タオルや下着類は、全部家で洗濯して貰って、
いつだって清潔のものばかりだった。
中でも。
きれい好きの母は、何でもしゃきっとしてるのが好きだから、
パジャマの上下も、毎日アイロンがけ!の仕上がり。
さすがに、それはもういいよ(汗)と
何度も言ったんだけど、母、退院するまで終始止めず。

「入院中は、どうしても、弱って見えるから、
寝巻きくらい、せめてしゃきっとしてないと☆」

だから、あたしは入院していながら、
まるでホテル暮らしのような、
清潔で快適な2週間を、送った。

でも、今度は、違う。
それだけは分かる。
だって地元でない、近県の病院になるから。
(これだけは決定事項)

ほんとに近県、ではあるけれど、
それでもやはり、近くはない。
大きな街だし、田舎でふだん暮らす家族は、
しかも、今やずいぶん高齢になって来ているし、
見舞い通院は、苦労をかける。
だから、今回は、ひとりで、頑張ろうと思う。
頑張ってみようと思ってる。

それに。
これはきっと、今後のあたしの人生にも、
必ず役に立つことだと、思う。

寂しくて、悲しくて、どうにもつらいことだけど、
考えたくもないことだけど、
あたしの両親も、いつの日か、川の向こう岸へゆく。
もちろんあたしもだけど。
両親や家族の方が、たぶん、あたしより、先にゆくだろう。
そしたら、残ったあたしは、
何かあったとき、ひとりで入院を受け入れなければならない。

姉がいるけど、
姉には姉の家庭がある。
フルタイムで勤務する銀行員だし、
子供たちを見守る母親でもある。
亭主のある妻でもある。
めちゃめちゃ、多忙。
どうにもこうにも、のときの保証人には、
姉になって貰うことがあるかもしれないけど、
でも、実際の面倒は、かけられないし、かけたくない。

独身の友達たちと、ごはんなんか食べてるとき、
最近「お互い何かあったときには、助け合おうね」
そう言い合ってるけど、まだ現実感が正直、ない。
幸いなことに、今のところ。
「パンツの換え、持って来て。
寝室のあのタンスの一番下にあるから、とか。
そういうの、今度ノートに書いとくわ(笑)」
なんて、苦笑しながら、まだのんきに話してられてる。
幸いなことだと、ほんとに思う。
でも、いつか、遠慮なく頼みあえるように、
真剣に、気楽にお願い出来るように、
なっておくのがいい気がしている。

ひとりで、入退院するということ。

とにかく、これは、本当に、
この先のあたしには、切実な現実だと思ってる。


前回入院していたとき。
同じ病棟の同じフロアには、
肺ガン患者さんが入院されていた。

抗がん剤治療等で、数ヶ月に渡っての入退院を、
繰り返されていた方がたくさんおられて。
だから、みなさんの多くが、顔見知りでらした。
だから。

「あの人、ご家族がいないのよ」

なんて話を、ひそやかに、言われたりも、していた。

ものすごくよく覚えている。
とある男性のことだ。
60代くらいの方だったと思う。

「お見舞いに来る人が、誰もいないのよ」
「独り身だからね」
「もうじき退院されるけど、帰ってもひとりだから、
いろいろ大変よね」
「入院のままの方が、治療に専念出来ていいかも」

「お寂しいわよね」

お寂しいわよね。
これには、何だかあたし、
心底、参った。
心底、参ってしまったのだ。

その話をされていた皆さんは、みんな女性で、
みんな家族が大勢あった。
毎日夕方、様子を見に来られるご主人がいた方。
1日置き程度に、見舞いに来る娘さんがいたり、
3~4日ごとに身の回りの品の交換?に来る、
息子さん家族らしき人がいたり。

でも、そんな中でも、
とある女性は、
「主人も同じ癌治療中で、
自宅療養してる最中なのよ。
娘はひとりいるけど、
遠くに嫁いでるから、なかなかね」
そう言っていた方も、いらした。

家庭の事情は、
みんな、それぞれ、持っている。

当時、そして今もまだ、
幸いなことに、あたしには、家族がある。
でも、こどもはない。
だから、いつか、一人きりになる日が来る。
それを、引き受けねばならん日が必ず、やって来る。
だから。
だから、今から練習しとくんだ。
気持ちにまだ余裕があるうちに。

傷が痛いと、泣き言を言える
家族がいるうちに。
吐き気が嫌だと、つらさを訴えられる身内がいる間に。
練習しとくんだ。

「お寂しいわね」
なんて、言われてても、平気なように。
「おひとりで大変だわね」
なんて、言われてても、へっちゃらなように。
んなもん、
大きなお世話だと、思えるように。

たとえ子供がいたって、
あたしの友達みたいに、
外国に住んでたら、そう簡単に戻れないぞ。
とかも、思いつつ(苦笑)
親戚が多かったって、
仲が悪けりゃいないのと同じじゃん、とかね。

入院する用の、気持ちっていうのは、
すごく、いい体験だと思う。
あたしの人生に、いつか生きると思う。
「お寂しいわね」を、はじき飛ばす、訓練。
だから、今度は、ひとりで頑張ろうと、思ってる。
ちょっと、
泣いちゃうかもしんないけど(苦笑)




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2017-03-26 : 片側顔面痙攣のこと : コメント : 0 :
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Author:lou.c
2013年10月、片側顔面痙攣で開頭手術を受けました。煩わしかった痙攣から解放された☆と思いきや、術後約1年数ヵ月後、また魔の痙攣が始まりました…
この症状について、さらには病というモノなどについて、さらにさらにはいろいろよしなにごとを書き綴りたいと思います。

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