再手術への道/A病院編3

片側顔面痙攣で、無念の<再発>
に、なってしまう理由は、様々有るそうです。

ただ。
ここ数年来の研究により、
多くの医師が感じている<再発>理由は、ずばり。

【手術の際に、異物混入という形での処置法】


これは、かなりの再発のリスクが高いそうです。
今回受診した脳神経外科医は、そう、
サクッと、言われていました。

「現在の時点では、
血管を移動させる方式か、吊り上げて離す方式
これがもっとも、再発のリスクが少ないと考えられています。
ただし、これが最適だろうと考えてはいても、
患者さんの脳内の状態や状況によっては、
どうしてもそう処置出来ないことも、勿論あります。
こればかりは、開けて目視してみないと、分かりませんから。
でも異物混入は、将来的には、
もっとも選択しない方向の処置だろうと思われます」


ここで話は逸脱しますが。

私は、異物混入の術法でした。
今回、明確に知ったことなのですが、
それも、かなりレアケースな、術法だったようでした。

私の手術の執刀医は、事前説明と事後説明のとき、
こう言っていました。

「あなたの”首筋の筋肉組織”を少し削いで、取り、
それを脳幹と血管が触れているところへ挟み込みます。
あるいは、それを使って、引き離します。
これだと、もともとあなたの体の一部ですから、
異物混入ということではないので、拒絶反応も
一切出ない安全な方法です。
これは、米国で主にしている方法です」

そう、聞きました。
この執刀医は、長年米国の病院に勤務していたそうです。
それも脳神経外科が中心の医院だと、言われていました。
もっと言うと、この片側顔面痙攣の外科的手術を
最初に考案したジャネッタ医師の、孫弟子にあたるのだ、とも。
(ちなみにこの開頭手術の大きな名前は
医師の名前由来で”ジャネッタ法”と呼ばれています)


私は、当時そう説明を聞きながら、ふと、素人なりに、
「それって、血管と癒着しちゃって、
痙攣がふつうに伝わってしまうのでは?」と。
そう、ふっと、漠然とした疑問が過ぎりました。
なので、もちろんそう質問もしました。

が、医師からの説明としては、
「神経と血管が触れさえしなくなればよいので、
これでも十分なのです。
離すといっても、ほんの数ミリ単位の出来事での
話なのです」

「その方式を最優先としていて、
それが無理だった場合は、テフロン素材のクッションを
挟み込んだり、テープを用いたりしますが」
テフロン等は、とにかく”異物”だからと。

素人ですから。
でしたから当時。
(今はもう少し、この症例について調べて学んでいるつもりです)
だから、自信満々な米国帰りのその医師の説明に、
ああそういうものなのね、と思いました。

だから、納得して、執刀をお願いしました。
だから、当時のその医師を罵倒するつもりはありません。

私が、その病院を選択した理由があります。
ひとつは、同郷で、ネットのつてにより少し接触した方が、
この病院のこの医師の手術で、
すっきり完治されていたからです。
術後の経過も大変よく、痙攣はすべて消滅し、晴れ晴れとする
暮らしに戻られていたのです。
それは、とても大きな心の支えになりました。

そして、一番大きな理由は、
家から近かったこと。

高齢者になりつつある両親が、
必ずきっと私につきっきりで、病院に看護しに来るはず。
だったら、負担軽減のためにも、少しでも
自宅から近い立地の病院がいい。
その病院は、地元でもそこそこ規模の病院でもあり、
名前も通っています。
設備も整っているし、入院施設も大きい。
実際、両親も緊急手術でお世話になったこともありました。
なので、そこで手術を、と、決めたのです。

私自身で選択しました。
だから、何度も言いますが、どこにも誰にも責任はありません。
ただもう少し。
もう少し、病院選びや、執刀医の情報リサーチは
すべきだったなあと、今更ですが、思っています。


今回診察を受けた医師に、
私に施された手術法を、質問してみました。
ら。
「うーん…」と。
同業者のことだから、悪くは言わずにおきたい的な
「うーん…」だったと、私は、推測しました。

「患者さん自身の筋肉組織を使って、挟み込む………
えっと。。。ですね。。。
聞いたことはありますが、正直、
実施されているのは、少ない方法だろうと思います。
そういうやり方もあると、以前聞いたことはありますが…」

でしょうね、と思いました。
でしょうねえ。
本当に今更、ですけれど。

「それもやはりまあ、異物を挟み込む方式、といえば
そうです。
なので、現在当院では極力避けたいところと考えています。

あなたの場合、
筋肉組織と血管との癒着は、かなり想像出来ます。
もし今回、手術されるとしたら、
それらを切り離す作業は、難しいだろうと推測されます。
ですが、たぶん、切り離すことは出来ると思います」 と。

通常の?片側顔面痙攣以上に、
いっそう、ややこしい状況になっている、私の脳内。
もう、本当にがっくりします。。。(ため息)

執刀して貰った医師は、人柄は良かったと思っています。
痙攣に悩める私に、常に暖かい声援を送ってくれていましたし、
再発をしたと思う、と再受診した際には、
本当に一緒になって落胆してくれていた気がしました。

でも、今度ばかりは、違います。
再手術を考えているのですから!
だからこそ!の今度は、慎重に、じっくり検討します。
かつ。
医師の話は、冷静に聞くようにする(苦笑)


医者は、悩みや不安を持って診察相談に来ている患者に、
治療をするにあたり、自信を持って、話をすると思います。
悩める患者に、医者自体が不安定で、
「さてねぇどうなんでしょうねえ…
どうもよく分かりませんねえ…」みたいなのでは、困る。
不安倍増です。
だから、過去の実績での成功例をよく説明に、あげるし、
自身の成功そのものを、よく説明する、気がします。
まあ、現実には、それこそが患者の望んでいるものなのですが。

安心感。

この先生で、間違いない。
この先生に治して貰うのだ!
そう思ってこそ生まれる医師と患者の信頼関係。
またある意味、そう思ってこそ完成する、
治療完治の成就だろうと思います。

でも。
でもでもでも。
今度は私は、2度目。
とにもかくにも、再手術なのです。
だからこそ、分かる。
だからこそ、想像も出来るのです。
言っちゃいます。
「医者の話は、半分くらいに聞いておく」
ダメ?(苦笑)


私は、2度目の開頭手術の施術になることと、
かのような、込み入った術方式だったという、
レアケースでもあるため、
私が、もしもこの病院で手術するとなったら、
そのときは、脳神経外科の最高責任者の医師による
執刀になると思います、とのことでした。

もちろんその最高責任者医師と、まだ面識はありません。
今後こちらでお世話になることを決意すれば、
面談となると思います。

どんな、医師なんだろうなあ。。。
そのときがもし来たら、
最高責任者とはゆえど、
患者なりに、慎重に、冷静に、話を聞こうと思っています。
そして。
期待ばかりだけを、膨らませ過ぎないでいること

私の執刀医の手術で、完治された患者さんも、勿論いる。
また、逆に、世間でいうところの”ゴッドハンド”と呼ばれる
医師の手をもってしても、完治仕切れないことも、
やはり、残念ながら、あると思うのです。
誰も神様ではないのです。
人なのですから。
そして、自分の持って生まれた、運命。
運命は変えられる、なんていう精神世界的な書籍は、
本屋さんに行けば、棚一面有りますけれど、
私は一切信じていません。

運命は変わらない。

ただ、生きている間に出会う”選択出来る瞬間”を、
感じ、理解し、煩悶し、どう繋いでゆくか。
それをあとから思えば、
あれは運命だったんだなあ、と思い出す。
そういうものなんじゃないかと、私は思っています。




まだまだもう少しA病院編、続きます →




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2017-03-16 : 片側顔面痙攣のこと : コメント : 0 :
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プロフィール

lou.c

Author:lou.c
2013年10月、片側顔面痙攣で開頭手術を受けました。煩わしかった痙攣から解放された☆と思いきや、術後約1年数ヵ月後、また魔の痙攣が始まりました…
この症状について、さらには病というモノなどについて、さらにさらにはいろいろよしなにごとを書き綴りたいと思います。

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