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愛すべき眼鏡たち

あたしは、眼鏡を計9本持ってる。
その中の、
長年使っている眼鏡が、ひとつ、具合が悪くなった。

長年も長年。
25年近く使って来たヤツのひとつ。

過去20~25年以内に、
立て続けに4つ、眼鏡を新調してる。
当時は、コンタクトレンズだけを愛用してた。
基本的に、眼鏡は家でだけ使用だったけど、
それでもおしゃれ心を満たしてくれるようなモノを
好んであつらえていた。
かつ、言っちゃうと、
まあまあイイお値段のモノばかり。
おしゃれ、頑張ってたもん(笑)

大事に使って来てたけど、劣化はどうしたって、する。

レンズ表面の何らかのコーティングが、剥がれ始めた。
キラキラとうすい、魚のウロコみたいに、
はらはらと表面から、粉みたいに落ちだしてしまった。

フレームは気に入ってるから、
数年前に作ったことのある眼鏡屋さんへ持ち込み、
相談してみた。
ら。
フレーム自体の劣化も実は相当してたと判明。
ヨレヨレなこれに、高額の新品レンズを装着するのは、
ちょっとバランスも悪いし、お金を支払うのも惜しいかもしれない。。。

だったら、新しいトレンドなフレームで、
新しい眼鏡、作っちゃおう。

そう思って、ひとつ、注文した。

眼鏡屋さんの店員さんには、
とても丁寧に視力検査をして貰い、
見え方を何度も調節して貰い、
フレームのことも考えたりしながら、色々決めた。

片側顔面痙攣の痙攣症状が、無い状態で、
あたしは久しぶりに、この行為をしたなあ。。。
(しみじみ)

そう思いながら、眼鏡をオーダーした。
あたしは、ちょっと、感動してたくらいだった。
感動。
ほんとにちょっと、心が感動に泣いたと言っていい。

視力検査用の機械に座り、
店員さんの指示通りにあれこれモノを見る。
正直、ちょっと緊張した。
だって、店員さんと顔の距離、近いもの。
何も相手がイケメン男子で、コレ女のときめき、ではなくて(笑)
あたしの右顔面の痙攣が無い状態であることを、
自分で何度も確認した、とでもいうか。
あたし、痙攣していないよね?
大丈夫だよね?
そんな、感じで、ちょっとだけ、緊張した。

「これは見えますか」
「はい見えます」
「ではこちらはいかがですか」
「はい見えます」
「どちらの方がよりはっきり見えますか」
「今の方がきっちり見えます」

揺れていない世界で、モノが見える。
歪んでいない世界で、モノを見ることができる。


この、一般的に当たり前のように思われてることが、
当たり前でないことも、世界にはある。

あたしは、片側顔面痙攣の発症をして以来、
こういうことが、理解できる人間になった。
生きてくうえで、すごくいい勉強になったと思ってる。
片側顔面痙攣にはシャクだけどね!(怒)

片側顔面痙攣になったと、理解したときから、
あたしはコンタクトレンズの使用を止めた。
眼鏡に、した。
それも、出来るだけ<モード>な感じの
フレームのモノにした。
顔の痙攣がバレないように。
顔の引きつりが、指摘されないように。


本当に、消極的な発想から選んで、使った。

でも、今回は違う。
好きになった眼鏡フレームを選んだ。
色も、形も、雰囲気も。

洒落た眼鏡屋さんだから、お値段も洒落てる(苦笑)
福沢諭吉がひらひらひら~っと飛んでった。
けど、また20年は使う!
って、その前にもう老眼が気ちゃうか(笑)
けど、嬉しかった。
あたしは、すごく幸せだと思ってる。
片側顔面痙攣になって以来、眼鏡使用者になったけど、
眼鏡自体はもとから好きだった。
だから、これからは、
まっとうに眼鏡を愛する、眼鏡愛用者になる☆
痙攣隠しでもない、
引き攣り誤魔化しでもない、
ただいちえに眼鏡を愛する者として、愛す☆


で。
普段使い用にしていた眼鏡も、
不具合が出て来たから、
今度はファストフード的眼鏡屋さんに行った。

とあるファストフード的眼鏡屋さんのモノも、
あたしは2本持ってる。
こう言うとナンだけども、
お値段がすごくお手頃だから、
気軽に臆することなく、使いまわしてる。

例えば、家でゴロゴロ寝そべってるときでも、平気で着用。
フレームや鼻パッドが、少々歪んだってナニさ、だ(笑)
天ぷらあげてて、眼鏡に油が飛んで来たって気にしな~い。
家族でスパや銭湯なぞに出かけて、
脱衣所で眼鏡落っことしたって、
何だったったら、初めて訪れる広い浴場に、
着用したまんまでズカズカ行ける。
ぜんぜん問題無し。
だって、それくらいに、お手頃価格なんだもん~

フレームの曲がりを少し修正して貰った。
そのついでに。
はい。
もうそのついでに、ホイとね。
これ下さい、と注文しちゃった。
眼鏡、2本。
何度も言うけど、
先日新調した眼鏡屋さんのとは別次元の、
すんごいお手頃価格だったもんで、つい。

いくつあったって、いい。
眼鏡。
あたしは、どれも印象の違うフレームにしてる。
だから、家族や知人からも
「いったいいくつ眼鏡持ってんの???」と言われる。
というか、呆れられてるかもしんない(苦笑)

でも、あたしはこの先、眼鏡たちと生きてく。
痙攣はおかげさまで、2度目の手術以後消えた。
純粋に眼鏡を愛する。
喜んで使う。
楽しんで使う。
あたしは、幸せ者だと思う。



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2018-10-28 : 片側顔面痙攣のこと : コメント : 0 :

医者への選択肢

前回文字にしたけど、
不安視してた歯医者に、頑張って(苦笑)行ってきた。

予約をした歯医者は、9年前まで行っていた歯科。
歯医者はあまり必要な暮らしをして来てないので、
世間にはごまんとある歯科医院だけど、
親族の通っていたところだから、という
理由だけで、そこへの通院歴を持っていた。

で、今回、片側顔面痙攣発症後、
初の歯医者。

前回も書いたけど、
とにかく、歯の治療のためとはゆえ、
「おおぐちを開け続けていることで、
ヘンな痙攣誘発をしてしまったらどうしよう…」

これが気がかりで、ハラハラしてしまった。
たかが歯医者。
されど、歯医者だ。

で。
ふと。
一番近くに住む高齢者・親戚が、
自分達の通う歯医者が「とても良いと思うよ」と
言っていたことを、思い出した。

9年前とはゆえ、まあ診断カルテも有るし、
通院して来てるけど、まあ違和感無い歯科だった。
けど、ふと。
高齢者も高齢者。
ざっくり言うと。
ド級の高齢者親戚が「良い歯医者」というのなら、
それはたぶん、すごくイイんではないだろうか。

そう思って、予約をキャンセル。
そちらの歯医者へ初めてなんですが、と
診察依頼の電話をしてみた。

結果。
すべてが、バッチリ!
すんごくイイ感じの歯科医院だった。

電話での初応対も、穏やかでソフト。
急な依頼だったけど、
本日の〇時ならO.K.と(←事実は、こんなザツな言い方では有りません:笑)
快く引き受けてくれた。

で。
親戚から聞いた場所へ、向かって見ると、
個人経営で、規模が小さいながらも清潔な医院だった。

受付で、初心の問診票を記入。

現在飲んでいる薬 有る・無し
妊娠中 有る・無し
アレルギー 有る・無し
手術歴 有る・無し
現在治療中の何か 有る・無し ・・・

その際、備考欄があったから
そこへ思い切って、片側顔面痙攣の手術歴のことを書いた。

この4年間のうち、片側顔面痙攣の発症に伴い、
2度開頭手術を経験。
1年5ヶ月前にした再手術にて(一応)完治。
ただ、投薬・治療は無いが、経過観察中。
このことにより、
歯の治療で、長時間大きな口を開け続けることに、
痙攣誘発等を引き起こさないか、若干不安有り。
ご理解頂けましたら幸いです。



名前を呼ばれて、先生に、
「初めまして」

親戚の〇〇夫婦は、
長らく先生にお世話になっております。
身内でして、今回紹介して貰い、初めて伺いました。

先生は、60代くらいだろうか。
コロコロとした体躯で、見た目クマのプーさん(笑)
でも、柔和な感じがすごく分かる。
マスクと眼鏡のしたのおめめが、キラキラ。
にこにこされているのも分かる。
目じりにむにゅ~っと、深くしわが寄っていた。

ええええこちらこそ、ご夫妻には長く
お付き合い頂いています。
もう何十年になるかなあ。
30年かそれ以上かな。
こちらこそどうもです。

で、あたしとしての、今回の超・本題。

備考欄にも書かせて頂きましたが、
わたくし、
片側顔面痙攣という症状により、
開頭手術をしておりまして。
1年5ヶ月前にした再手術で、
幸い今のところ完治しています。
担当の脳神経外科医にも、
普通の暮らしをして下さい、と言われていますが、
歯の治療は術後初めてなので、
正直申し上げて不安なのです。
ガバーッと長くくちを開けていることが。
誘発ですとか。勝手に想像していまして。。。

と言うと、先生と横にいらした看護師さん、
双方、穏やかに微笑みながら、
穏やかに言ってくれた。

「大丈夫ですよ」 

それに、そうでなくても、
大きな口を開けるのって、しんどいですしね。
大丈夫です。
ほんのちょっと、時には頑張って
開けて下さいってお願いすることが有るかもしれませんが、
長く続きませんから、大丈夫です。

大丈夫。

この言葉の持つ安心感は、
怯えて暮らすあたしにとって、魔法みたいな言葉だ。
心を落ち着かせてくれる魔法の言葉。
ホッとして、うっかり涙が出そうになった。


その歯科医院では、初診察だったから、
レントゲン撮影をしたり、
特殊な用具を使って、口を開き、上下、
デジタルカメラで撮影とかもあった。
それらのときは、頑張って口を開けた。

治療が始まると、
元来気が小さいから、
口をもっと開けないと、先生の治療が
しずらいのでは…とハラハラしてしまい、
あたしなりに、奮起して、大口を開けた。
り、
ときどき小さくしたり(苦笑)しながら、
何とか、初治療を終えた。

ドドドーッと疲れた。。。。。。。。。。


お疲れ様でした。
今日の治療はこれでおしまいです。

そう言われて、椅子から離れるとき、あたしは、
「治療しずらくは無かったでしょうか」と聞いてみた。
看護師さんは「ぜんぜん大丈夫でしたよ」と答えてくれた。

後ろにいらした先生も、うんうんと、
笑顔で、うなずいて下さっていた。
マスクと眼鏡の下にある、めの両端に、しわを寄せながら。

ご面倒おかけしました。
でも、ホッとしました。
担当脳外科医には、普通に暮らしてよしと言われていますが、
患者側としては、いちいち不安で…
どうもすみません。

そういうあたしに、先生方はまた笑顔で言って下さった。
「大丈夫ですよ」と。


高齢者が言う<いい医者>というのは、
だいたいにおいて、人柄をさす、とあたしは考えてる。

親身になってくれる。
優しい。
親切。
話をちゃんと聞いてくれる。
穏やか。

こういう医者を、高齢者は、良い医者と言っていると思う。
あたしも、これが一番いいと思ってるほう。

一転、まだ若輩なあたしの姉は、ちょっと違う。
姉のさす<いい医者>は、
「治してくれる医者」をさす。

例えば、皮膚科。
名医と評判で、ゆえに物凄く混雑してる。
開業前から並んで、当日診察券を取得しないと
診察を受けられない!
だから、真夏でも真冬でも朝には長蛇の列。
でも、名医の診察はほんの数分。
患者で大混雑だし、悠長に診察なんかしてらンねえ。
ぶっきらぼう。
「だけど、ズバッと症状から原因を引き当てて、
適格な処置してくれるから、治りがイイんだよ」

例えば、婦人科。
姉は若い頃から婦人科系にちょっと不都合有って、
しばしば通院していた。
小規模ながら有名な先生だったらしい。
「言葉遣いが乱暴で、しかもド級の大声。
待合室まで治療法とかまで丸聞こえで、デリカシー皆無。
それが嫌で、有名だけど嫌う人も多い。
けど、治療はいい。治療費も安い。
そこが賛否分かれる医院だけど、
私はいい医者だと思ってた」
※高齢に伴い数年前に引退。

また、あたしの両親が愛用している診療所。
「たいした治療も薬もくれないんだよなあ」
なんて言いながら、そこにばかり行く。
なんでか、と聞くと「先生が朗らかでいい」
両親も高齢者だから、そっち側(笑)
姉はいつも呆れてるらしい。
もっとちゃんとした規模の病院へ行け!とね(苦笑)

人によって、いい医者の基準って、違う。

適格に速やかに対応してくれるのが良い医者。
親身になって患者に寄り添ってくれるのが良い医者。
そのどちらにも、
一番希望することは、
患者としては「治してくれること」なんだけどね。

あたしの理想の医者は、
親切で、人柄が柔和で、
適時完璧なる治療を施してくれる医者。

ブラックジャックから素っ気なさを抜いた感じ☆(笑)
そんな医者が、あらゆる分野にいてくれたらいいな。


次、歯科医院に行くのは1週間後。
取れちゃった詰め物の型取りが、完成する。

この先生を案内してくれた、
高齢者の親戚に、感謝。
そして何より、
優しく、あたしの片側顔面痙攣の手術履歴を、
不安を、
受け止めてくれた先生に、感謝。

小さなものだけど、
あたしが毎日の暮らしの中で、
克服してゆくものは、まだまだある。
なにせ、気が小さいから…(失笑)


来年の5月末に、
片側顔面痙攣の再手術をした病院へ、診察にゆく。
術後2年目の経過観察MRI撮影をして、
問診を受ける。

1年目の撮影後の診察では、
(過去、記事にも書いたけど)
手術後、直後の撮影時より、
神経と血管の幅が狭まっている
、という診断だった。
でも、触れていない。

「術後直後は、何というか、
ものすごくバッチリの直後ですから、幅は広いのは当然です。
でも、脳内はいわば水に満たされているため、
固定したとしても、若干揺らぎみたいなものは有る。
来年の今日、
再度MRI撮影をしてみたら、
この位置で確実に固定されたのかどうか。
位置の比較も、確認も出来ます。
来年も念のため、診察、引き続きしてみますか」

そう医師から提案して頂き、
あたしからも勿論そうお願いするつもりだった。

完璧に、固定されていますように!(祈願)


いろんな医師に、助けて貰っている。
多くの看護師さん達に、補助して頂いている。
本当に、感謝の思いしかない。
どうも有難うございます。
どなたにも、届かないけど、こうここに書く。


別記

一言どなたかお寄せ下さらないかしらーと思ってたけど、
姉に話したら「そりゃ無いと思うわね~」
なんで???
「だって、片側顔面痙攣が治った方って、
もうあーたのブログなんて、見る必要ないじゃない。
治ったんだもの、お悩み無しでしょ。
それに、苦痛だったその頃のこと、
思い出すこともツライってことだって、あるでしょう」

ごもっとも。
って、あたし自身、何度も言って来てたんだった。
コメントをお寄せ下さったり、
へっぽこですが、ご相談いただいた方々に、
治られましたら、どうぞ私のことはお忘れ下さいって。
片側顔面痙攣のことを、忘れることこそが、
一番大事なことだと思います。

あたしは再手術で無事治ったものの(現在一応)
たんにじくじくしててシツコイ性格なだけで。
これ、治すのは無理っぽい。。。(失笑)



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2018-10-18 : 片側顔面痙攣のこと : コメント : 2 :

その後の皆様のご様子は。

奥歯の詰め物がバギィッ!
取れた。

何でもない食事をしていた最中だった。
心底ガッカリした。
歯医者さんって、長期通院になりますよね。
ちこっといじられては「おくち濯いで下さい~」
で、「今日はこれまで。では次回予約をしてお帰り下さい」
うーん。。。正直、相当、面倒臭し。。。

が、今までの歯医者さんへの通例感情。

歯の詰め物が外れ、飛び込みで予約入れなきゃ…と、
翌日勤め先の休憩時間に、
馴染みの歯医者さんへ電話した。
そのとき、前回通院した記録を見ると
(日時が病院カードに記載されているので)
9年前が最後だった。

9年前。2008年。。。

ちょうど、
片側顔面痙攣を発症し始めた頃のように思う。
最初の頃は、痙攣はそれほど酷く感じていなかった。
ピクピクして煩わしいなあ。
そんな程度だった。
コンタクトレンズ購入で3か月ごとに通っていた
眼科医にも「パソコンの使い過ぎ。疲れ目」などと、
微弱な痙攣について、そう言われて過ごしていた。
それくらいの頃に、歯医者さんにも通院していた(のだ)

私は、歯医者さんへ予約をした後、
ハッとなった。
そして、心臓ガバクバクした。

「奥歯治療で、
歯医者で異常なおおぐち開け続けても、
大丈夫なんだろうか…」 
と。

つまり。
顔面神経を強く刺激するような、
イレギュラーな顔つきを、長くすることによって、
また何らかの事情が起きて、
血管と神経が触れてしまわないだろうか
と。

再手術以降、痙攣症状は消滅している。

医師にも「ふつうに暮らして下さい」と
退院時笑顔で言われている。
けれど。
けれども、
世間にもし〝臆病者選手権〟でもあれば、
日本国内でもかなり上位に食い込めるであろう、
臆病者・ビクビク大魔王の私。
出来るだけ、表情筋を酷使するようなヘンテコな表情はせず、
バカみたいなおおぐちを開けることも、極力控え、
ガバガバ食べ物をくちに詰め込み、咀嚼することも
気遣いながら、
なんとなく、
なんとなあぁく、顔をそっと、使って来ている。

普通に暮らしているけれど、でも、
こんなふうに、普通でないことがある。
もう、
何も片側顔面痙攣が無かった頃の自分には、
戻る頃は出来ない。

片側顔面痙攣は、二度と御免被る!

こればかりを強く強く念じながら、生きている。
だから、
ちょっとでも痙攣を誘発するのではないか、と、
思うようなことは、慎重に、極力避けている。

奥歯の歯医者治療は、果たして平気なんだろうか。。。。。。。。。

医師の言われた「普通に暮らして下さい」の中には、
歯医者への通院、もあるだろうか。
って。
あるだろうけれど。
歯医者さんなんて、
何も暮らしの中の何も特殊なことではないはず!

けれど、
こうして、怯えている私がいる。
臆病な想像が、私を捕えて離さない。
くだらない妄想であることを、信じているけど。


おおらかなお気持ちのしっかりした方は、
片側顔面痙攣の手術で「治った~☆」という、
ブログ記事を書かれた後、
多くの方が、ほぼ、その後記事の更新をなされていません。

もっとお気持ちの御強い方なら、
「ちょっと顔を歪めると、痙攣が若干出ちゃうけど、
こんなの手術前に比べたら、ナイに等しいから平気☆」などと。
羨ましい!その、デッカイ心!(感動)

このへっぽこブログに、
数年間に渡り、気持ちなどを書き散らかしている私ですが、
これを機会に一度、お訊ねしてみたい。

片側顔面痙攣の手術をなさった、どなたか様方。
その後のお具合は如何でしょうか。
半年後。
1年後。
2年後。
3年後。。。
痙攣の発症具合はどうでしょう。
どういうときかには、痙攣らしきものが出るですとか、
どういうときにか、引きつりらしきものが生じるですとか。
その頻度ですとか、強度ですとか。
そして、何よりその時対処するお気持ちは。
どう、いなしておられるのでしょう。

片側顔面痙攣の術後、その後の日々のことについて、
どうぞ、
ヘボヘボのヨワヨワのグズグズな私に、
どなたか様より、
一言でも、ご教授頂けましたら幸いです(希望)


歯医者さんの予約取得出来たものの、
心は地味に揺れております…

再手術をして、痙攣消滅して1年と5ヶ月が過ぎました。
でも、
本当の、片側顔面痙攣より、
真の心の解放は、
私にはまだ時間が必要のようです。

タフでハッピーな心を持つ人間になりたいです(願望)



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2018-10-16 : 片側顔面痙攣のこと : コメント : 2 :

少しだけでも優しく

この前、実家へ戻っているときのこと。

バスに乗って、発車時刻を待っていた。

郊外のその辺りは、少し開発が進んで、
バスの路線が込み入って来てて、
たまにしか使用しないあたしには、
実家近辺であるとはゆえ、もう、分からない場所になって来ている。

駅のロータリーで始発な、そのバスに、
ひとりのおばあさんが乗って来た。
杖をついている。
そして、バスの運転手に道を尋ねていた。

〇〇病院へ、このバスは行きますか。

運転手は若い人で、
ぶっきらぼうに、こう返答した。
「さあ、ちょっと分からないっすねえ」
そして、こう。
「これもう出るんで。
次のバスで聞いて貰えますか」

なんだよそれ。
と、思ってムムっとしてたら、
おばあさんがすみませんでしたね、と
下車しながら、
車内に向かって、援助をこうた。

すみませんが、どなたかご存知ないでしょうか。
この路線で、〇〇病院へ行くか。
ご存知ないでしょうかしら。

車内乗車の誰からも返答無し。
あたしはますますもって、ムムムン。。。
このエリア住民なんでしょうから、
ちったぁ知ってる情報、
何かでも答えてあげなよー!と。

どうもすみませんでしたね、とおばあさんが
バスから去ったから、
あたしは、ついバスを飛び降りて、おばあさんのとこに行った。

あの。
〇〇病院っておっしゃってましたけれど、
確か、〇〇病院って同じ系列病院で、2軒あるんですよ。
ひとつは入院施設もあるけど、
ひとつは確か、外来診察だけだったと思います。
場所も、B病院ならこの路線では近くまで行きますが、
A病院なら、ぜんぜん逆方向だから行かないです。
そっちなら、この駅の反対側のバス停から乗らないと。。。

杖のおばあさんは、暗号みたいなこと言われた。
駅に着いたら、適当にたどり着けると思っていたらしい。
病院の電話番号すらも、持っていなかった。
そこそこ大きな病院だから、どうにか行けると思ってて、と。

入院している友達のお見舞いに行きたいのです。
(だったら入院施設の有る方か)
高速道路みたいな大きな道路のそばにあるそうです。
(どっちもそうだなあ…)
赤いバスに乗ればいいって。
(どっちも赤いバスは走ってる…)
大きくて急な坂道の近くにあるんです。
あ!
だったらやっぱり、入院施設のあるA病院だワ!☆
でも、乗車するバス停は、駅向こう。

「ご一緒しましょうか。
そのバス停は駅向こうに有ります」

そう言うあたしに、おばあさんはとても恐縮されて、
そんなご足労とんでもない!と。
あんまり恐縮されるから、
じゃあそこまで、と、
駅向こうにつながるエレベーターまで案内した。

これを出られて、道なりに駅構内を進まれたら、
向こう側に出ますから。
出ればすぐ目の前にバス停が有ります。
赤いバスは、たしか本数が極端に少なかったと思いますから、
病院到着まで、お時間かかるかもしれませんね。

そう言うと、おばあさんは、
もし時間がかかるようなら、
タクシーにでも乗りましょう、と答えた。

ご親切にどうも本当にありがとう。
あなた、せっかくバスに乗っていらしたのに、
わざわざ降りて下さって。
本当に申し訳ない、ごめんなさいね。
でも、
本当に有難うございました。
これで無事お見舞いに行けそうです。

さよなら、とご挨拶をして、
杖のおばあさんを見送った。

おばあさん。
連絡先のメモくらい、持ちましょうね今後は、と思い。
そして、
バスの若い運転手に、
もうちょっと親切な物言いしたらどう、とムッとした。
バスの車中にいた結構な人数の乗客にも、
落胆した。
みんな忙しい世の中で、このバスの始発時間だけが
気掛かりだったんだろうけど。
ほんの数分バスが遅れたからって、地球はそれでも平気に回ってるぜ。

イタリアのローマに、若い頃一人旅したことをがある。
気ままな旅だったから、
適当に到着した市内バスに飛び乗った。
ら。
バスが発車したとたん、車内から怒号が飛び交った。
イタリア語なんて、もちろんあたしには分からなかったけど、
とにかく車内から大きな怒鳴り声がした。
何事?!とドキドキしていたら、
ひとりのおばあさんを、抱えるようにして、
若者男性がバスに乗車して来た。
そして、何人かの男性が、
バスの運転手に罵声のような声で文句を言っていた。
おばあさんの方を向きながら、
両手をバサバサさせつつ、運転手に文句をブウブウ!
周辺乗客も誰もがうなずいている感じ。

たぶん、答えはこうだったに違いない。

「あんたには、あのばあさんが
バスに乗りたくて駆け寄っていたのが、見えなかったのか!
いや、見えてたはずだ!」
「お前にだって、ばあちゃんいるだろう!」
「なんて不親切なんだ!信じられない!」


そのおばあさんをぐるり、乗客は囲み、
ひとりが席を譲って座らせ、ようやくバスは発車した。

電車は時刻表通りには、1度も来なかったし、
ホテルでは頼んだタオルがなかなか届かなかったし、
市場では、お釣りをチョロまかされそうになったけど(苦笑)
それでも、この一件に遭遇したことで、
ローマはあったかい記憶だけが残ってる。
今でもそうであって欲しい。


片側顔面痙攣の症状で、
辛く過酷な日々を数年間過ごしたことや、
いろいろ考える入院生活を2度も送ったことで、
あたしは、ほんの少しだけ、
人に優しく出来るようなヤツになってる気がする。

耳鳴りは、残っている。
でも、
たいへん有難いことに、
煩わしい悪夢のような痙攣は、
2度目の術後以降、発症していない。

医師を始め、看護師さん、両親、家族。
あらゆることに感謝する気持ちも、忘れないでいたい。
このままで有り続けますように、と願いながら。
ほんの小さな優しさも、忘れないでいたい。



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2018-10-12 : よしなし雑記 : コメント : 0 :

羨望と尊敬とそして現実と

連日、故・樹木希林さんの報道が流れている。

いつだったかには、
ご遺族からのコメントとして、
「家族でも知らなかったエピソードまで報道頂いている」と、
素直な驚きと謝意の報道まであった。

とにかく、熱を帯びた報道が連日地味に続いている。
それは何となく、
故人の生前のお人柄を静かに偲ぶ、というよりあたしには
〝憧れてやまない人についての逸話〟に見える。

優れた個性派俳優として、
仕事も立派に成し遂げていたこと。
相思相愛でありながら、別居40年のドラマチックな夫婦関係。
素晴らしい娘家族との、お互い干渉はし合わない、
けど、寄り添い合っている、これぞ理想というような二世帯同居。
そして何より”全身がん”と認識しながら、
最期まで、自分自身の思うように人生生き切られたということ。

「嫌な話になったとしても、顔だけは笑うようにしているの。
井戸のポンプでも、動かしていれば、そのうち水が出てくるでしょう。
同じように、面白くなくても、
にっこり笑っていると、だんだん嬉しい感情が湧いてくる」


「他人と比較しない。世間と比較しないこと」

「一人の人間が生まれてから死ぬまでの間、
本当にたわいもない人生。
だから、大仰には考えない」


「自分にとって具体的に不本意なことをしてくる存在を
師として先生として受けとめる。
受けとめ方を変えることで、素晴らしいものに見えてくるんじゃないでしょうか」


悩める者への人生指南にピッタリだと思う。

そして、あたしが敬服するのは、
病や加齢に対して言われていたことだ。

「年を取るのは面白い。
若い時には当たり前にできていたものが、できなくなること。
ひとつずつを面白がってほしいのよ」


「片目失明して。世の中見えすぎて、片目でちょうどいい」

「病を悪、健康を善とするだけなら、こんなつまらない人生はないわよ」

「がんはありがたい病気。
周囲の相手が自分と真剣に向き合ってくれますから。
ひょっとしたら、この人は来年はいないかもしれないと思ったら、
その人との時間は大事でしょう?
そういう意味で、がんは面白いのよ」


「ガンになって死ぬのが一番幸せだと思います。
畳の上で死ねるし、用意ができます。
片付けしてその準備ができるのは最高だと思っています」


ふつうのひとが言ったら、やや問題になるかもしれない(苦笑)
心底悩み抜いている患者さんもいるかもしれないのに、とかね。
そういう、今なら”ネットで炎上と”かもあったかもしれない。
けれども、樹木希林さんの言葉では、そうはならない。
たぶん、憧れというか。
尊敬というか、感服というか。
そういう方が多くの人に勝ってるんだろうなあと思う。
それは同時に、
こうなれない、
こうでない人の方が断然多いからなんだろう、とも思う。
理想としては樹木希林さんの生き様だけども、
それが出来ない現実としての、暮らし。
これこそがまさに、理想と現実の格差。

母方の親戚の、とあるおば。
元気なうちは、
「病気になっても治療はしない。
子供に面倒かけず、コロリと死んでくつもり」
そう朗らかに言っていたけど、
現実では違った最期になった。

最近の大体の医療現場では、すっぱり患者に
何もかも告知して話を進めるらしい。
親戚が教えてくれた。

まず病名告知。
家族も交え、患者本人にもずばり伝える。
それから治療方法。
選択肢をいくつかあげてくれる。
そしてそのそれぞれの治療費代金。
このを使うと〇〇円で、
こちらの新薬を使うとお高くなって○○円となります。
どちらになさいますか、と医療側から言われたという。

そして、親戚のおば。
「命が少しでも長引くなら、お高い方で試したい」

病床に有った最後の辺りでも、
新薬治療に生きる希望をつないでいた。
数日でもいいから生きたい、とおば。
担当医が「何かして欲しいことはありますか」と、
家族と一緒にベッドサイドへ立ち、
おばの耳元へそう言ってくれたという。
周囲にいた身内達は、
ああ本当にもう残された時間は少ないのだな…
でも先生のご配慮に感謝します…と。
そう思っていたら、おばだけが「は???」
「先生のおっしゃってる意味が分からないんですが」と。
この逸話は、親族の中では完全な笑い話になっていて、
おばの息子。
「ついもううっかり、
だからー
母さんはもうすぐ、もう死んじゃうから、
先生が最期に何か願いがあるなら聞きますよって、
ご親切に、そう聞いて下さってんじゃんー
そういう意味だよーって、言いそうになったよ(苦笑)」

「お金はものすごくかかるけど、
本人がそれを望む限り、家族としては尊重してやりたい」
そう、親戚たちは言い、生々しいけど、お金の工面をしていた。
おばは、自分の望むだけの治療をして貰って、
余命宣告とそうたがわず旅立った。

こういうことに、
よいも悪いもない。

ただ、樹木希林さんに憧れを持つ。
お人柄まで知らない方だのに、憧れる。
こうありたいと願う。
こうでありたいと、学ぼうとする。
現実は、各自どうかは、分からない。

樹木希林さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。



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2018-10-04 : よしなし雑記 : コメント : 0 :
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2013年10月、片側顔面痙攣で開頭手術を受けました。煩わしかった痙攣から解放された☆と思いきや、術後約1年数ヵ月後、また魔の痙攣が始まりました…
この症状について、さらには病というモノなどについて、さらにさらにはいろいろよしなにごとを書き綴りたいと思います。

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